サイトは作って公開すれば検索サイトで表示されるとは限らない?

みなさま、このページにどうやって辿り着きましたでしょうか?
グーグル検索、ヤフー検索など何かしら検索でこのページがヒットしてたどり着いたのではないでしょうか?
サイトを公開すれば検索できるのが当たり前と思われていますが、最近意外と多いのが、「自社サイトがグーグルやYahoo!で検索しても出てこない。見つからない。」というご相談です。
今はグーグルでも
世界に無数にあるWEBサイト全てを把握し続けることは難しくなってきています。また、新しいサイトも犯罪目的ですぐに作られては消えるなど検索結果として相応しく無いサイトも数多くあるため、検索結果に含めるかどうかの判断も難しくなっているのが現状です。そのため、最近はグーグルなどの検索サイトでは世界の全サイトを検索できるということを目指さないように近年はなってきています。つまり、検索で表示されるサイトは「良質なサイト=ユーザーが欲しいと思う情報を届けているサイト」かを判断し、サイトを絞り込んで検索結果として表示しているのです。
このように検索サイトの方向性が変わって来ているのでサイトを作っただけでは検索サイトで表示されないということが数多く起きています。
では何をする必要があるのでしょうか?
次から見ていきましょう。

(1)何をすればサイトが検索されるようになるの?(基本編)

①サイトがスマホサイズでも問題無く見られるようになっているのか?(PCサイズの画面のみ対応のサイトになっていないか。)

これは、グーグルがモバイルファーストインデックスという方針を打ち出したことによるもので、以前はPCで普通に見られればインデックス(グーグル検索できるように登録されること。)される仕様でしたが、現在はモバイルファースト、スマホサイズの画面がないとインデックスされるのが遅いかインデックスしません。という仕様になっています。もし、PCサイズの画面デザインしかないということであればスマホ用画面を用意するか、サイトをそろそろリニューアルしないといけないなどあればPC、スマホ両方に対応する新サイトを構築することも検討してみると良いかもしれません。

pc_size

PC:OK

agricom.jp_(iPhone 6_7_8 Plus)

スマートホン:OK

②ディスクリプション(サイトの説明文)はちゃんと内容を説明できているか?

ディスクリプションとは右の画像の赤枠□ようにグーグルなどで検索すると表示されるサイトの説明文のことになります。ここがよくわからない文章が出ている。サイトの文面の意図しない文章が表示されているなどがあれば修正が必要となります。
<head>タグの中に下記のように入れるのが基本となります。
ただし、必ずdescriptionのテキストが検索結果に表示されるわけではないとグーグルが言ってますので注意が必要ですが、基本中の基本になりますので、設定しておいてください。

🔒SSL通信(https:):OK

⚠️SSL通信(http:):NG

③サイトがhttps:からはじまるURLになっているか?

これはセキュリティの暗号化通信(SSL)を示すもので、もし貴社サイトが「http:」などで始まるURLになっていたら対応していないということになります。一部ページしか対応していない場合も同様です。httpのままでは通信を除き見られる可能性があるサイトなのでGoogleとしてあまり推奨サイトにしたくない。ということになってしまいます。
GoogleChromeのブラウザでは左の上画像のように鍵のマークが表示されていればOKです。もし右の下画像のように三角に!マークが表示されていたら暗号化通信に対応していないということになります。検索のためだけでなく現在では必須のセキュリティとなってますので早めに対応することをおすすめいたします。レンタルサーバーなどではレンタルサーバーの管理画面などでSSLの設定、証明書の発行などができるようになっいると思いますので、もしやり方がわからない方はレンタルサーバーのサポートセンターなどにお問い合わせしてみて下さい。

④グーグルアナリティクスを導入しているか?

グーグルアナリティクスは自社のサイトを訪れている人を計測、分析するツールです。(右画像参照)
自社サイトの状況を知ることはSEO対策を行う上で必須となりますし、導入することでGoogleもサイトを認識してくれることになります。※インデックスされるかどうかは別です。

グーグルが無料で提供しているツールになりますのでもしサイトに導入していないのであればぜひ導入してみてください。グーグルのアカウントが必要になりますのでグーグルのアカウントがない方はGmailを新規で取得してそのアカウントを使用するようにしてください。

⑤グーグルサーチコンソールを導入しているか?(左画像参照)

自社サイトがどのようにグーグルで検索されているかを計測、分析するツールです。

また、グーグルに自社サイトの新しいページなどを知らせることもできるのでインデックスされやすくすることができるツールとも言えます。サイトに何かINDEXできない問題がある場合にも知ることができるツールです。ぜひこちらもグーグルアカウントがあれば無料で使用できますので導入するようにしてください。

これらの作業について弊社に相談、依頼を検討したい方は下記よりお問合せください。

(2)グーグル検索などで表示されるけど、すごい後ろの方のページになってしまっているのはどうすればいい?(応用編)

次はSEO、SEMと言われるテクニックの部分になってきます。ただ、そうは言ってもあくまでもサイトとして内容(コンテンツ)がユーザーにとって必要とされるもので無くてはテクニックを駆使しても検索順位は上がりません。
では何をするべきななのか見ていきましょう!

①検索ワードのターゲットキーワードを決める。(もしくは見直す。)

ターゲットキーワードというのは、例えば 神奈川県横浜市で営業しているスイートポテトが人気のスイーツ店のサイトだとしたら、「横浜 スイートポテト」や「美味しいスイーツ 横浜」「横浜 スイーツ店 おいしい」などこのワードで検索したら出て欲しいという検索ワードが出てくると思います。ではどうやったらこのワードで引っかかるの?となりますが、仕組みは単純です。これらのワードが文章として不自然じゃないワードとして多く入っているサイト(ページ)にすればOKです。絶対にやってはいけないのは単語のリピートです。「横浜市、横浜市、・・・」などは絶対にしてはいけません。グーグルのペナルティで検索順位が下がる。検索で表示されなくなる可能性があります。

本来は広告用ですが、キーワードはキーワードプランナーというGoogleのツールで検索されている量などを調べることができますので併用してターゲットキーワードを決めるツールとして利用することをおすすめします。
 

②画像の文字は文字として認識されない。文字はきちんとテキストデータにする。

どういうこと?と思われると思いますが、画像に書かれている文字はグーグルなどの検索には認識されないということです。たまに大事な商品名などをイラストや画像にしてしまっているサイトがありますが、これはかなり検索で損をしている可能性が高いです。例として右の「これは文字です。」を見てください。上は画像、下はテキストになります。人間としてはどちらも読めますが、検索サイトは上は画像として認識し、下は文字として認識して書いてある内容を理解してくれます。

少しSEO知識のある方だとAltの設定じゃダメなの?と言われると思います。Altはあくまでも画像の概要を説明するものなので、テキストで認識されるものの代わりにはなりません。画像検索などではAltは有利になりますのでAltの設定自体はした方が良いことには変わりありません。

一見同じに見えますが、上は画像で、下はテキストになります。
自分のサイトの一番簡単な確認方法は文字がコピー&ペーストできるかどうかで分かります。

これは文字です。

③サイトの表示速度を速くする。

検索サイトはそのサイトのページが表示されるまでの速度を測っています。無駄にアニメーションや画像、動画などが多いサイトは検索順位が低くなります。現在の基準ですと通信状況に問題が無ければ概ね1秒台くらいで表示されるページを心がけてください。
 サイト速度はGoogleのツールPage Speed insightsというツールで調べられます。グーグルの
アカウントがあればこちらも無料で利用が可能です。
比較的、簡単な見直し方は、無駄に大きな容量の画像をサイトに埋め込んでいないかチェックし大きな画像は解像度を下げて容量を小さくする。スマホは画面サイズが小さいのでPCよりもさらに小さい容量の画像を読み込むように設定する。動画はファイルをサーバーなどに置くのではなく、YoutubeやCDNなどストリーミング再生できるようにする。もう少しWEBの知識のある方であれば、動画はClickして別タブで再生させたり、無駄なJSやCSSなど読み込んでいないかチェックして不必要なら削除する。キャッシュサーバーを活用してサーバーのレスポンスを上げる。など対応してみてください。

④ユーザーの滞在時間が短い。もしくは長すぎる。

これは先ほどと同様にグーグルなどはユーザーがそのページにどのくらいの時間滞在していたのかも計測しています。ページの内容に対して読み終わらないくらいでページを離れている。=ユーザーにとって必要とされてないページ。逆にページに対して滞在時間が長すぎる。=コンテンツを見るのが手間がかかるめんどくさいページ。ということで検索順位に影響してきます。
たいして文字数がないのにアニメーションなど無駄にスクロールしないとみられないコンテンツを作っていたり、動画を見終わらないと次に進むボタンが表示されない。色々とコンテンツはあるがすぐに別のページへ移動してしまう。などが該当します。一概に何十秒、何分とは言えないのでコンテンツごとに予測を立ててチューニングする必要があります。
グーグルアナリティクスでチェックして改善すべきページを見つけてみてください。

上の画像はとあるサイトのページの平均滞在時間を切り出したものです。上の方はサイトのページで18分以上は明らかに長すぎます。下の方は逆に2秒は短すぎますね。これは大袈裟な事例ですが、チェックすると意外とこのようなページがあるかも知れません。

⑤良質な被リンクを増やす。

被リンクってなに?しかも良質ってなんですか?という方もいると思いますが、被リンクというのは自社以外のサイトに自社のサイトのリンクを貼ってもらうことです。しかも良質である必要があります。良質とはそのリンクを貼ってくれているサイトが信頼のあるサイトなのか?ということになります。これはドメインなどで判断され、「go.jp」これは政府関係しか使えない(取得できない)ドメイン。もしくは「.co.jp」「.com」などでも誰でも知っているサイトで数百万〜数千万人が月間で利用するようなサイト(企業)などからリンクされているサイトということでサイトの信頼度が上がり検索結果に影響してきます。
どのように増やすかですが、これは記事サイトなどであれば自社を取り上げていただいてURLを貼ってもらったり、地道に関係がありそうなサイトにお互いにリンクを置く交渉などをして増やしていく必要があります。
逆に怪しいサイトなどにリンクを貼られてしまうとSEO的に不利になったりしますのでご注意ください。お金で被リンク増やしますなどの会社は弊社では絶対におすすめしません。一旦評価の低いサイトについてしまった被リンクはこちらの意思では外すことができないので手を出さない方が安全です。

⑥ブログや記事、SNS、動画サイト(Youtubeなど)を活用する。

最終的にユーザーを集めて見てもらう必要がある。=PV数、アクセス数、ユーザー数を増やす必要がある。のは検索サイトで上位表示させるための大前提の条件です。
そこで、ブログやSNSなどで日常的に会社のことや製品のこと、働いている人たちのことなどを投稿しユーザーとの接点(ファン)を増やすことで自社サイトへの誘致を図ることができます。自社サイトが更新されたことをお知らせするのにもSNSは有効です。SNSは投稿内容によってはバズる可能性もある現在では必須のマーケティングツールです。何もしていないサイトはSNSを活用することをおすすめいたします。
右のように弊社の提供するサービスでもSNSは活用させていただいております。
Twitter_icon
instagram_logo

⑦ライバルサイトの把握。

ライバルサイト=自社サイトより上の検索順位に表示されるサイトを把握してそれらよりも良いコンテンツで表示速度なども上回るサイトにしていくことが求められます。
検索には出るけど順位が低いという状況はつまり検索サイトの基準でライバルよりサイトが劣っているということになります。
・PV・アクセスで劣っている。
・コンテンツ量(ページ数、文字数など)で劣っている。
・表示速度がライバルサイトより明らかに遅い。
・更新頻度が劣っている。
などなど研究してライバルサイトに勝つ対策をしていくことが必要となります。

最後に。

まだまだSEO対策はここに書ききれないほど他にも色々とあります。
SEO対策は終わりがないので、ライバルサイトがあり続ける限り継続してサイトを見直していく必要があります。
また、検索サイトのルールもずっと同じではありません。ルールもアップデートされ続けているので現時点で最良と思われるSEO対策が今後も有効とは限らないことも覚えておく必要があります。
まずはここのページに書かれていることの中から自社サイトや自分達でできることから初めて見てください。

これを読んだ上でよくわからない、やってみたけど効果がないという方は弊社にぜひご相談ください。
やっていることが悪いのか、やっていても他社の方がコンテンツが良いのかなど診断させていただきます。
もちろん、サイト修正やサイトの保守管理、WEB広告などのデジタルマーケティング支援も可能です。

サイトの効果が無く、何をしたら良いのかわからない。SEOとはよく聞くけど具体的に何をすればいいのかわからない。
今、サイト改修を業者に頼んでいるけど対応内容とコストがあっているのか不安。など、サイト全体のコンサルティングや
セカンドオピニオンのような第三者の立場でのサポートなどスポット的な依頼から、コンサルティング後に改修が必要か検討したいなど
お客様のご要望に応じて対応させていただきます。

SEOなどWEBサイトについて弊社にご依頼を検討の方は下記よりご連絡ください。

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